Bija(ビージャ)の基本のコンセプトが生まれたのは、忘れもしないニューヨーク大学のフードスタディ&マネジメントという自分が通っていた大学院のコースの「食産業における現代の問題」という社会学の授業で、ある情報に出会ったときでした。
『世界には12億人の人たちが「食べすぎ」で困っている一方で、それと同じ数の人たちが食べるものがなく(少なく)て困っている』
もちろん日本は食べ過ぎの側で、そして標準体重に満たない子供の割合が高い国という指標でみると、ネパール、バングラディッシュ、インドというカレーの国々が上位に来ていました。
この事実を知ったとき、ピン!ときたんです。
「自分の大好きなカレーであれば、日本では地元のオーガニック野菜たっぷりのカレーを出すことで、健康な食を提供できる。そして、カレーの材料であるスパイスや、コーヒーや紅茶はフェアトレードのもの使うことで、飢えの問題をかかえるカレーの国々の方々の生活支援に少しでも貢献できるんじゃないだろうか・・・」
「これだ!カレーがつなぐ日本と世界だ!」
と教室の中で一人で興奮していました(笑)。
こういった経緯があって、現在Bijaでは、カレー、ドリンクそして雑貨でカレーの国々を中心としたフェアトレードの商品を扱っています。
Bijaのカレーの味を左右するスパイスは、ネパールの方々を支援しているネパリ・バザーロと、事業収益の50%を産地へ還元することを約束しているVOXSPICEのオーガニッスパイスをオリジナルブレンドして使っています。
通常のスパイスからすれば値段は高いですが、Bijaのポリシーとしてもこのスパイスを使い続けています。
もちろん、フェアトレードという意義だけではなく、スパイスとしてもクオリティの高いものが揃っています。世界でもフェアトレード&オーガニックスパイスを使っているカレーの専門店はBijaぐらいだと思いますよ。
Bijaでお食事していただくと間接的ではありますが、同じ地球に住んでいる方々の助けになることができます。ちょっと素敵なカレーじゃないですか?!
そうそう、2月といえば、バレンタインデー。
Bijaでは、フェアトレードのチョコレートを販売しています。チョコレートの原材料のカカオ豆と砂糖は、多くの途上国の農家の方々に苦労を強いる労働環境で生産されています。フェアトレードのチョコレートを選ぶことで、おいしいチョコレートの原料を作ってくれている方々にも優しさを分かち合いませんか?(Bijaの人気メニューのココアもフェアトレードのパウダーを使っています。)
コーヒーや紅茶、そのほかBijaで使っているフェアトレードの品物については、また改めて紹介しますね。