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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編16): 田んぼの会

自分が大学時代に入っていたクラブの一つが「田んぼの会」。

 
もう、本当に、名前そのままのクラブで、みんなで田んぼを借りて、そこで米を作るサークル(^^)

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もともとは、一橋大学の経済学の教授でエコロジストの室田武先生のゼミの学生たちが、縁のあった農家さんから田んぼをお借りして始まったらしい。
 
大学のある国立市や小平市から、電車でしばらく青梅や奥多摩の方にむかった羽村市に田んぼはあった。多摩川に近いいい場所でした!
 
部室は一橋大学にあって、学園祭も一橋大学のものに参加していたけど、田んぼの会の学生は、自分がいた当時、一橋、早稲田、東京女子大、東京外語大などなど、いろんな大学の人達が参加してた。

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多分、自分は入学した後の春の新歓期に一度は田んぼに行ってたんだと記憶してるけど、本格的に参加したのは、北海道から帰ってきた夏の後。
 
もともと、「食べること」や「食」に関心があったから、どう食べるものが作られているかや農業にも関心があったけど、静岡の実家のまわりはあんまり畑がなくて、商売の家だったから、米作りの経験もなかった。
 
だから、

とにかく自分が興味があったけど、これまでできなかったことをやってみよう!

と思った流れで、田んぼの会にもちゃんと顔を出し始めた。
ワンゲルで山に行ってない週末しか行けなかったですけど。。。)
 
 

田起こししたり、有機堆肥を作ったり、水やりに朝電車で田んぼまで行ったり(笑)、合鴨農法をやって秋にはカモちゃん達をしめたり、いろんなことを体験できた。もちろん、無農薬、無化学肥料栽培。

できた米はみんなで食べたり、学園祭でキリタンポにして鍋を作って売ったりと、楽しかったな~。

お米と麹なんかを混ぜて発酵させてお米ジュースをみんながそれぞれ作って、飲み比べなんかもしたな~
 

 
東京なのに、農家さんは語尾が「~だべ」だったのに田舎者の自分はびっくり。東京も広い。
 
そして何より刺激的だったのが、田んぼの会のメンバーの面々。
 
田んぼの会の創始者の一人で、大学に8年いて、卒業後は炭焼のコンサル(?)で食べてたHさん。もう話してても、発想が自由すぎ。生き方がアウトローで、エコロジストで、かっこよかった。田んぼを貸してくれてる農家さんの家にHさんが間借りしてて、そこが田んぼの会の集合場所だった。ユーモアばりばり、ロジカルに話もできて、地元の農家さんとも対等に話しできて一目置かれてるすごい人だった。
 
Hさんを筆頭に、もう濃いメンバーだらけ。

今から、15年とか20年前に、東京で田んぼ借りて電車にのってわざわざ田んぼまで行って、週末に有機農業やってるんだから、ま、面白い人達が集まりますよ(笑)。
 
バリバリ帰国子女の大学の先輩が、卒業して農家のお嫁に行ったりと、なんというか自分が大学で知り合う人たちよりも、生き方や発想の選択肢がもっともっと自由な人たちが多かった。
 
 
 
実は、ちょうど昨日、大学卒業以来始めて羽村に行って来ました。
 
メンバーの一人が東京を離れて、京都に行くことになってその送別会があったんです。
 
浜松にいる自分にダメ元で連絡がきたので、Bijaを再開していない今なら行けるし、「ちょうどこのエッセーで大学時代のクラブのことを書いていてシンクロして不思議だな、こりゃ行くしかないな」とも思って行って来ました。
 

もう、すごく楽しかったです!
 
相変わらず濃すぎ~る人たちの集まりで、「大学のあの時期にこんな人達と過ごすことができたのって、やっぱり自分の人生ついてるな~」って思いました。
 
もう笑った、笑った。

久しぶりにおもいっきり笑った。
 
 
そして、今でも、食だったり、地域のことだったり、オーガニックだったり、フェアトレードだったり、関心の近い人達が多かったのも改めて、しみじみしちゃいました。
 
そして!
 
15年ぶりに会ったメンバーの一人のOさんが、なんと「脱サラして東京でカレー屋やりたい」なんて言ってて、それもびっくり。
税理士さんなんですよOさん。
税理士辞めて、いい年して、これからカレー屋始めるって、しびれる~!!!
 
ええ、もちろん、自分がBijaで学んだこと、なんでも教えちゃいますよ!
 

 
田んぼの会で過ごした時間は、間違いなく自分のルーツの一つで、それがやっぱり今につながってるんだなって昨日は改めて確認できました。



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店主清川が、Bija開店まで、開店してからの奮闘記、オーガニックのこと、Bijaのカレーに盛り込まれた想いのことなどなど書いています。
 


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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編15): ワンゲル写真1(縦走)

何度かに分けて、大学時代のワンゲルで行った山行(さんこう)の中で、想い出深いものやきれいな写真が残っているものを紹介しますね!


今でも、思い出す山行の1つが屋久島。

大学の春休みに、青春18切符で、普通列車を乗り継いて東京から鹿児島へ。
車中で居眠りして起きるたびに、話している人の方言が違うのが面白かった。

鹿児島からフェリーで屋久島へ。

縄文杉も素晴らしかったけど、雪がついた冬景色の宮之浦岳から、5月の陽気を感じさせる日差しの熱い海岸線まで駆け下りる3月の屋久島は最高だった!

なぜか駄洒落の神が自分に降臨して、ずっと駄洒落言いまくってました(笑)。

食事当番を意味する食当(しょくとう)担当で、山行中のメニューを考えて、料理も担当。

缶詰を多用して、ココナツミルク入りのカレーや、いわしトマトリゾットなどなど、一人暮らしの自炊の腕を爆発させました。

みなさま、重くてごめんなさい。でもおいしかったでしょ?
 

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その他、いろんな山に行きました。
 

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ワンゲルでは、1,2年生で経験を積んで、3年生の1年間でリーダーを務めます。で、4年生は引退です。

みんなが力を入れるのは、長い期間山に行ける夏休み。

自分はサブリーダーとして、あの想い出の北海道を選びました。

写真は、北海道の大雪山のあたり。

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上の写真は、今でも自分の昼寝トップ3には入る昼寝の時のもの。

気持ちよかったな~。



次は、尾根歩きが中心の縦走よりも自分がはまった「沢登り」の写真を中心に紹介します!





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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編14): 渡り鳥


夏休みの終わりに東京に戻った自分が門をたたいたのは、大学の体育会のワンダーフォーゲル部だった。


 
「ワンゲル」なんて、略されることも多いワンダーフォーゲルは、ドイツ語で「渡り鳥」の意味。

もともとは、100年以上前にドイツで始まった青少年の野外活動で、日本ではワンゲルは大学や高校のクラブやサークルで、主に山を登ることをメインにした活動になってる。

山岳部がいろいろな器具や道具を使って壁を登るような高度な登坂技術がいる山にチャレンジしているのに対して、ワンゲルは尾根を歩く縦走だったり、ゲレンデのない山の中を滑る山スキーだったり、中には山ではなく里を歩く里ワンなんてのもあって、もっと広く自然を楽しんでいる印象がある。

 
夏に北海道の礼文島素晴らしい自然の中でみた風景や、そこで過ごした時間は自分にとって衝撃的だった。

「またこんな自然にめぐり会いたい、そんな経験をまたしたい」

っていうのがワンゲルの門をたたいた大きな理由だった。
 

夏前には、ずっと続けてきたバスケをまた大学でもするっていうことも考えたけど、

「体育館の中を飛び出して、自然の中で過ごしたい、日本のいろんな場所に行ってみたい」

との思いも強くなっていた。


そして!

高校時代の授業中の読書\(笑)であこがれた、あのおっさんたちが自然の中で楽しむ「怪しい探検隊」的なこともワンゲルできちゃうんじゃないか、ボーイスカウトで楽しかったキャンプもまたワンゲルできちゃうんじゃないか、とも期待した。
 
 
後は、体育会だったのもポイントだった。

もちろんアウトドアサークルもあったんだけど、気軽に楽しむよりは、

「この先ずっと付きあっていけるようになる友人たちができるような、本気で何かに取り組める場がいいな」

と思うようにもなったから、サークルよりは体育会を選んだ。


 
この選択は、大成功!
 
 
今の自分は、自分が一番リラックスできるのは自然の中、とくに森の中だってのを知ってる。

これは、大学の時に、ワンゲルでいろんな自然を体験して、もう街で暮らすことを「下界に行く」ってぐらい山に行って気付いたこと。

その後、スカイスポーツやマリンスポーツもやったけど、やっぱり山が落ち着く。


そして、今でもずっと付き合いが続いているワンゲルの仲間たちと本当に楽しい時間を過ごすことができた。

Bijaを閉める時にも、ワンゲルを卒業して15年もたつのに、関東からも関西からも駆けつけてくれたみんながいた。

好きなことが同じで、そして大学時代にホントに濃密な時間を過ごした付き合いって生きていて、今ワンゲルの仲間にあっても本当に気楽で楽しい。

 
ワンゲルの体験で、人間解放(?)が進んだ気もする(笑)!


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多分、ワンゲルのこと書きだすと、いつまでもたってもBijaの開店にも行きつかないと思う(笑)。

いろんな山や沢でのエピソードから何から。。。。。。

だから、次回から、自分がワンゲルで学んだこと、自分がワンゲルで出会った自然を写真を中心に数回に分けて公開できたらなと思ってます。



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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編13): 大人への一歩

 

夏休みを終えて大学に戻った自分が決めていたことがあった。
 

「今までの自分の人生で、興味はあったけど、実際にやってみる機会がなかったことを兎に角やってみよう!」
 
 
それは、それまでの自分の「自分の目の前にある選択肢の中からいいと思うものを選ぶこと、与えてもらえることに期待する」という意識からの決別への一歩だった。
 
それまで、両親が与えてくれるものやこと、部活選び、高校受験、大学受験など目の前にある選択肢の中から自分にあうようものや興味のあるもの最良と思えるものを選んできた。
 
そして、与えられたものに対して満足したり、不満を持ったりしていた。

だからこそ、大学に与えてもらうえるものと自分の期待とのギャップに苦しんだ。
 

 
夏休みを終えた自分が、「興味はあったけれどやってみる機会がなかったことに挑戦してみよう」というのは、自分が自分自身でやりたいことを選んで、それにあう選択をしていくことだった。
 
自分の未来や将来を自分で描いて、選んで、自らそれを実現するために自分の責任で決断し努力していく大人としての第一歩を、やっとこのときに踏み出せるようになった。
 
本当の成人式には受験で参加できなかったけど、ちょっと遅れて、自分もやっと成人を迎えたように思えた秋の始まりだった。

 
 
こうして僕の大学生活は、やっとスタートをし直すことができた。

自分が変わると、自分を取り巻く世界も変わっていく。
 
そして、10年以上を時を経て2007年5月のBijaオープンの礎になっていくワクワクする経験に、自分で人生の選択を始めた僕は、この後の大学生活で出会っていくことになった。


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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編12): 最北の島

 

大学1年の夏休み、唯一の予定は浪人時代の友人と行く北海道旅行だった。
 
学生が安く乗れる国内線のディスカウントチケットがあって、とにかく一番遠いところに行ってみようと選んだのは北端の稚内。
 
ただ、それだけの理由だった。
 
 
多くの同級生が初めての大学生の長い夏休み楽しんでいるのに、自分は夏休みになっても、未だに自分が何がしたいのか分からず、先が見えない焦燥感や不安を心に抱えて過ごしていた。
 
浪人を経て、希望の大学に受かって一緒に喜び合った息子が、なぜか悩んで実家に帰ったのだから、両親には本当に心配をかけたと思う。
 
本当にごめんなさい。親不幸にもほどがある!
 
 
 
北海道に旅立っても、楽しむことができないでいたそんな僕が変わるきっかけになったのは、最北の離島、礼文島(れぶんとう)の自然だった。
 
泊まったのは桃岩荘というユースホステル。
これも特に選んで泊まったわけではなくて、学生でお金も潤沢にあるわけでもないので、安く泊まれるユースホステルを選んだだけだった。
 
 
ただ、これが僕が悩みから抜け出すきっかけになる、経験につながった。
 
桃岩荘は、ある意味天然記念物的な、もう今の日本ではあんまりないような、漫画の世界のような宿だった。
 
桃岩荘のことを書き出すと、それだけでエッセー何回分かになっちゃって、なかなかBijaのオープンまでたどり着けなないので省略(笑)。
気になる人は、ぜひググってみてね。
好き、嫌いが別れると思うけど、僕ははまった!
 
 
もう全力投球で一生懸命すぎるぐらいに熱いヘルパーさんたち。
 
みんなでありえないぐらいにアホに歌って踊る夜。

僕の鈍った心を揺すぶるのに十分すぎるぐらいのパワー。
 

 
そして、むかえた運命の「8時間コース」。
 
これは、朝早く礼文島にある桃岩荘を出て、最北端のスコトン岬までバスで向かって、島の西半周を半日かけて歩く名物コースだ。
 

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北海道の北の海が澄んだマリンブルーってことは知らなかった。
 
体を動かして汗を書きながら、一歩一歩進んでいく気持ちよさ。
 
言葉にはできないぐらい、綺麗で清々しい雄大な自然。
 

 
北海道の旅を終える頃、僕の気持ちは北海道の自然、特に礼文島の自然が染み入るように何かを洗い流してくれて、すっきりしていた。
 
僕が何か解決の糸口を見つけたわけではないと思う。
 
ただ、自然が僕の心を癒してくれたんだと思う。

 
 
こうして9月の終わりに、僕は2学期が始まる東京の大学のキャンパスに戻った。



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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編11): 二十歳の春

 

大学1年生の1学期は、自分が大人になるために必要な時間だったと思う。。。。。
 
 
思い焦がれて入学できた一橋大学。
 
入学式での学長や先輩の刺激溢れる言葉。
始まった授業で自分の前に広がった広大な「知」の世界。
部活やサークル選び、そして新しくできた友人たち。


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春から始まった新しい生活が落ち着く頃、僕は焦燥感を感じ初めていた。
 
望んで入った大学だったのに、勉強でも、サークル活動でも、自分の心が満たされるような場にはなかなか出会えなかった。
 
長い浪人生活を送るうちに、いつの間にか、大学生活への漠然とした期待値が上がりすぎていたようで、実生活とのギャップを感じていた。
 
そして、気づいたことがある。
大きな人生の目標での「父のように自分で事業を起したい」との思いから、その勉強のために一橋大学に行く、と考えていたけれど、いつの間にか大学に入学することが目的になってしまっていたことに。
入学後の生活を思い描いたり、入学後の目的や目標を持ったりすることになしに、大学入学を目指していたことに。
 
 
いま、これを書いていて、「おい、おいッ!」ってツッコミを入れたくなるようなやつだな自分(笑)! 真面目すぎだし、子供過ぎだよね(笑)!
 
しかし、当時の自分にとっては大問題。
せっかく入学できた一橋大学を辞めようか、とも考え始めた。
 
結論が出ないまま、焦燥感は強くなるばっかりで夏休みに突入。
もう、この頃にはいったい自分が何をしたいのか全然わからなくなっていて、精神的にドツボにはまってました。
 
 
そんな状況を打破するきっかけは、北海道に北の島にあった。



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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編10): 大学入試(2)

 

1年後の再挑戦を決意して、もう本当に死に物狂いで勉強した!
 
寝たり、食事したり、お風呂に入ったりしている以外の時間は勉強した。
 

勉強するだけでなくて、1日おきに走りこんで、走らない日は筋トレして、1年後の冬には絶対に体調を崩さないよう努力も始めた。
 
予備校も、入学の試験の結果次第で授業料が免除されたり、半額になったりする別の予備校に移って、東京のおばあちゃんの家に間借りさせてもらって、費用をおさえて浪人できるようにした。

 
 
4月が過ぎ、5月のゴールデンウィークのころには、今の学力があれば、一橋大学に合格できるって、確信できるところまでになれた。
 
あ~、あの冬の体調不良さえなければ。。。。。
 
ただ、その時に思ったのは、現役の時の受験で、取り組の真剣さが足りなかったこと。

バスケ中心の生活だったことを言い訳にして、受験に失敗しても、正直悔しさがたりなかった。

だから、1年目の浪人生活で自分を追い込む真剣さが足りなかったんだと思う。
 

 
2年目の浪人生活での集中力は、人生でもこれだけ集中するのってないぐらいの集中力の高さだった。

ラジオを付けて勉強してたことが多かったけど、一度テキストを開いて勉強を始めれば、自然とラジオの音は耳に聞こえなくなった。

で、勉強を終えようとすることから、またラジオの音が聞こえ出した。
 

 
ゴールデンウィークのころには、一橋に合格できるだろと確信していたけど、手を緩めずおもいっきりストイックに勉強した。
 
全国模試でも1桁の順位になった。
 
日本の大学だったら、どこでも受かるんじゃないかと思うとこまで勉強した。今度は、万全の状態で受験したかったから。
 
 
 
そして迎えた3度目の受験。
 
今度は、絶対的な自信と体力(笑)で望んで、ほぼすべての受験会場であっという間に答案を書き上げて、見直しもばっちり。


 
一橋大学の合格発表の日、国立(くにたち)キャンパスの合格者掲示板の前で、ドキドキしながら発表を待っていた。
 

もし、今回もダメだったら、もう他の大学に行こうと、思ってた。
 
自分のできることはやれるだけやった。

自分も追い込んでこれ以上出来ないくらい勉強した。

これだけ、一つのことに打ち込んで努力したのは人生初めてだった。

だから何の後悔もなかった。
 

この経験のおかげで、自分の「あきらめない気持ち」と、「努力すること」への自信がついた。
 
 

 
そして、発表。。。。。
 
 
 
あった!
 
 
自分の受験番号があった!
 
 
うれしかった!もう本当にうれしかった。
 
現役の大学生の人たちが胴上げしてくれて、国立のキャンパスで宙を舞った!
 
 
再挑戦を許してくれた両親、一緒に生活してサポートしてくれたおばあちゃんやおばあさん、ありがとう!
 
 
 
結果的に、その年、受験した大学には全て合格! Yes I can!
 
そして春から、あこがれの一橋大学でのキャンパライフが始まった。。。。。
 
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編9): 大学入試(1)

 

高校の時に将来の進路を考えて、自分が行きたいなと思った大学、学部は、一橋大学の経済学部だった。
 
 
父の背中を見て育って、「いずれは、起業して自分で仕事を作ってみたい。」と思ってた。
 
「だったら、日本で一番経済に強い大学に行こう!」
 
「自由な校風で、経済界で活躍する人材をいっぱい育ててる。アウトロー的なかんじもいいな。」

「一橋には、経済学と商学部があるけど、しっかり経済学の基礎を身につけた方がいいんじゃないか。」
 
 
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当時、一橋大学のキャンパスがあった東京の小平市や国立市には親戚が住んでいて、子供のころから遊びに行かせてもらっていて、玉川上水があったりする武蔵野の雰囲気もいいな、と思ってた。
 
 
今、思うと、ここで「世界で一番」って観点で選ばないで、「日本一」だったのが、自分の視野の狭さだよなー、って思います(笑)。
 
しかも、高校を卒業したら、そのまま大学に行こうと思っていたのも、今思うとどうかなと思う。一度社会に出てから大学に行くことや、そもそも大学に行かないことも含めてちゃんと考えてなかったなー(笑)
 
 
 
てなわけで、一橋大学に行くことを決めたのはいいけれど、そこはバスケ馬鹿の高校生
とても、そんな成績じゃなかった(笑)!
 
目指すのを決めるのはみんなの自由なんだけどね!全く学力が伴ってなかった(笑)!
 
夏のインターハイ予選までしっかりバスケして、そこから力を入れて勉強したけど、残念ながらというか、順当に不合格(笑)。
 
 
 
初めての大学受験が終わった春には、東京の予備校の一橋大学コースで受験勉強スタートなのでした。

(ちなみに、この時のクラスメートに、後々自分がカレーで関わることになる運命の人?がいたんだけど、このときは全く友達にならなかった。というか、その人がいたことも知らなかった。)
 


さて順調に勉強を進めて、いよいよ勝負の2年目の受験の冬。
 
勉強の合間に走ったりもして、バスケで鍛えた体力も残っていたはずなのに、が、しかーし、最後の追い込みのこの時期に、なんと思いっきり体調を崩してしまいました!
 
もう、机に向かっても1時間で集中力も切れるし、だるい。で、すぐにベットに横になっちゃう。
 
これが、受験シーズンまで続いて、予定していた直前の大切な勉強がうまく進まないし、体調は悪いし、気持ちは焦るしで、結果、またもや一橋大学は不合格(泣)
 
 
一橋と同時にいいなと思っていた慶応大学の経済学部とSFCも受験したけれど、こちらは補欠合格で、結局、補欠のままで合格にはならなかった。
 
受験前に、自分の学力からして、一橋や慶応は最後の追い込みの勉強でなんとか合格できるかどうかだけど、それ以外のだいたいの大学だったら受かるな、と思ってました。
 
で、「多分、一橋や慶応以外に受かったら、そこに行くことを選んじゃうだろうな」とも思っていたので、あえて退路を断つことにして、1校だけ滑り止めで、一橋の尊敬する教授が一橋を退任されて学長をしていた大学も受験した。
 
 
 
受験の合否結果が出揃った後、その滑り止めで受けた大学に、入学金の仮払いを両親に頼んでしてもらいました。
 

 
そして、その日の夕方までに、入学辞退をすれば入学金が返ってくるという3月のある日。
 
その日になっても自分は迷ってた。
 
 
「この大学にいくのか、2浪して、夢の一橋大学に再挑戦するのか。」

 
一橋大学のキャンパスに行って、うろうろ。
 
その大学のキャンパスに行って、うろうろ。

 
「2浪なんて。。。。。」

「一橋の夢をあきらめるのか。。。。。」
 
人生初めての挫折らしい挫折。。。。。
 

 
迷いに迷って、合格した大学の入学辞退の手続きをする教務課近くの公衆電話から、実家に電話したのは、手続き締め切りの本当にぎりぎり直前。
 
「お父さん、お母さん、申し訳ありませんが、もう一度、一橋大学受験に挑戦させてください。」
 
そう伝えて、その足ですぐ教務課に急ぎ、入学辞退の手続きをした。(続く)



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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編8): 僕ってカレー好き?

 

自分がカレーが好きだって気付いたのは、東京での浪人時代。
 
 
実家にいたときは、土曜の昼はカレーかラーメンが1週間おきに交互に食卓にあがっていたかな。
 
うちのカレーは、バーモントカレー。
家族みんなが食べられるように甘口だったと思う。
お父さんは、タバスコをそれにかけて辛くしてたっけ。
 
 
僕が子供ころは外食はそんなに頻繁じゃなかった。
でも、たまーに行くレストランの中に、インド料理屋さんがあった。
 
家のカレーと全然違うけど、香り豊でリッチでおいしいインドカレー。

ふかふかでアツアツのナン。

香ばしくてスパイシーなタンドリーチキン。

タンドールを使ってインド人の料理人が料理しているところも見えた。ガラスに張り付いて見てたな。

お父さんが「店で一番辛いカレーをくれ!」ってオーダーしたら、一口しか食べられないこともあったけ(笑)!
 
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家のカレーも好きだけど、たまに連れて行ってもらえるインド料理屋さんは、料理と雰囲気で、自分に海外の文化への興味を持たせてくれたきっかけだったかもしれない。。。。。
 
 
実家を離れて東京に来て、自分で好きな食べ物を選んで食べられるようになって、お昼はクラスメートと、予備校周りの大学の学食に行って食べることが多かった。
 
そんなあるとき友達の一人が、「清川ってカレーよく食べてるよね?」って言ってきた。
 
「確かに!週の半分はカレー食べるよな。自分ってカレー好きなのかな?」
 
それが、初めて自分がカレーを好きかもしれないって認識した歴史的(?)瞬間だった。
 
 
このころはもちろん、いずれ自分が浜松に戻ってカレー屋をやるなんて思ってもなかったです!



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2013年2月19日 kiyo curry |

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編7): バイバイ静岡

 

「愛されて育った子供は、人を愛せる人になる。」
 
誰の言葉だったか、覚えていないけど、その言葉を聞いたときに思いだした光景がある。
 
 
電車で旅立つ自分を、線路のわきから見えなくなくなるまで見送ってくれた、おばあちゃんの笑顔だ。
 
それは、僕が高校生の現役での大学受験は失敗して、浪人生活を送るために東京に旅立った日のこと。
 
 
生まれ育った家を離れて、家の近くの駅から東京に向かう電車の中、ちょうど電車が家の裏のあたりを通り抜けるときに、線路わきの道で手を振りながらおばあちゃんが見送ってくれた。

あの、おばあちゃんの笑顔を、僕はずっと忘れない。
 
本当に、自分を信頼して、愛してくれているおばあちゃんの顔だ。
 
 
おばちゃんが幸せでいてくれるなら、僕はなんだってしたいって思った。
 
 
お父さんにも、お母さんにも、そして同じ街に住んでいた母方の祖母の兄弟の大叔父、大叔母にも、自分たちの子供がいなかったこともあって本当に孫のように幼いころから愛してもらった。

もちろん、東京のおじいさん、おばあさん、おばさんにも。
 
 
おかげで、我々兄弟はすくすく育つことが出来たと思う。


こうして、僕は生まれ育った家を離れて、東京にむかうことになった。


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2013年2月18日 kiyo curry |

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