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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編7): バイバイ静岡
「愛されて育った子供は、人を愛せる人になる。」
誰の言葉だったか、覚えていないけど、その言葉を聞いたときに思いだした光景がある。
電車で旅立つ自分を、線路のわきから見えなくなくなるまで見送ってくれた、おばあちゃんの笑顔だ。
それは、僕が高校生の現役での大学受験は失敗して、浪人生活を送るために東京に旅立った日のこと。
生まれ育った家を離れて、家の近くの駅から東京に向かう電車の中、ちょうど電車が家の裏のあたりを通り抜けるときに、線路わきの道で手を振りながらおばあちゃんが見送ってくれた。
あの、おばあちゃんの笑顔を、僕はずっと忘れない。
本当に、自分を信頼して、愛してくれているおばあちゃんの顔だ。
おばちゃんが幸せでいてくれるなら、僕はなんだってしたいって思った。
お父さんにも、お母さんにも、そして同じ街に住んでいた母方の祖母の兄弟の大叔父、大叔母にも、自分たちの子供がいなかったこともあって本当に孫のように幼いころから愛してもらった。
もちろん、東京のおじいさん、おばあさん、おばさんにも。
おかげで、我々兄弟はすくすく育つことが出来たと思う。
こうして、僕は生まれ育った家を離れて、東京にむかうことになった。

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2013年2月18日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編6): あやしい探検隊
「先生、まじめな生徒ではありませんでした。ごめんなさい。」
と軽く懺悔した僕が、高校の授業中に夢中になってよく読んでいたのは
椎名誠さんの本。
いい歳したおっさんたちが、離島や海、山、川なんかの自然の中に突如として旅だって、テントを張って、ただ飯を作って酒飲んで、ひたすら楽しむ「東日本何でもケトばす会」の略して東ケト会の活動を、椎名誠さんが面白おかしく書いくシリーズ。
シリーズのほとんどの本を読んだんじゃないかな。
ボーイスカウトでキャンプの楽しさに目覚めてたこともあって、東ケト会のムチャクチャぶりも面白くて読んでるだけで楽しかった。
で、思っちゃったんです。
「自分も大人になったら、こういう暮らししたいな」って。
ちなみに東ケト会のメンバーは、突如旅立っちゃうので、サラリーマンはあんまりいないんです。
とーちゃんの背中をみて、「
自分もいずれ自分の商売を始めたい」との思いに、「仲間たちといい歳になっても旅して自然の中で楽しめる暮らしをできるような働き方がいいな」が加わって、授業中の読書のおかげで余計に起業志向になっていった。
(ちなみに、後々社会人になってから気付いちゃいました。「自分って起業志向って言葉よりも、自営業・自由業志向なんだよな」って。)
自由を愛して、世間体にとらわれず、真剣にアホなことする大人の物語は、田舎の純朴な一高校生に多大な影響を及ぼしたのでした。
これまで、Bijaに夢中で全力投球してきてできなかったけど、この先は自分たちの「あやしい探検隊」を結成できるような働き方にしたいな。
楽しみです!
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2013年2月15日 bija_master
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編5): バスケットマン清川
「なんでバスケットボールをそんなにがんばってやるの?意味あるの?いい大学に行けるわけでもないのに?」
高校の時はバスケ部に入っていて、学校の勉強よりもバスケ中心の生活してました。
バスケは、小学校からのミニバスから始まって、中学、高校の部活と続いた。
もともと背が大きかったらバスケを始めたのか、始めたからよけい大きくなったのかはよく分からないけど、中学生になったときには170cmあって、中学生の間に180cmを突破!高校1年のときに185cmまで伸びて止まった。バスケ向きの体でした(笑)。
中学のときはバスケの指導で有名な先生が顧問で、けっこう鍛えられた。
高校は県立の普通高校で、文武両道を掲げていて勉強以外でもスポーツ系の部活も盛んだった。今でも勉強の思いでもよりも、バスケ部の想い出の方が多いな。
と、まあそんなバスケ高校生に、親戚のおじさんが言ったのが最初の言葉。
ひどいよね!
でも、その当時、自分はおじさんに反論することがでなかった。
自分がバスケを通じて学んだことの価値に気付いたのは、社会に出てからだった。
何の本だったか、欧米の資産家が子供の教育をどうするか、という話しを読んだ。
うろ覚えだし、みんながみんなではないのだろうけど、資産家は、子供を寄宿舎のある学校に入れて、チームスポーツをやらせるそう。
資産のある子どもたちは、将来技能を身につけて社会で働いて行くのではなく、多くの人の力を借りながら親からだ引き継いだ資産を運用したり、次の事業につなげていったりする。
その時に大切なのは、人としての魅力であり人格であって、それは人にもまれて磨かれていく。その場として、共同生活やチームスポーツをするのは最高の場、とのことだった。
これを知った時、ああ僕があれだけバスケを一生懸命やって、学べたことってこれだったのかな、と府に落ちた。
もちろん、当時は自分でそう認識してなかったけれど、仲間たちと目標を目指して力をあわせて努力していくことや、チームワーク、けんかしたり笑ったり、自分を鍛錬していくこと、リーダーシップなどなど、多くのことを学んでいた。これは社会の出て働いていくときに大事なことだ。
そして、もともと人と接するのが苦手で、人どう会話していいかわかなかった自分も仲間たちに随分育ててもらったように思います、ホント。
イチローをはじめ、スポーツを通じて人格を磨いていった、きらきらするような同世代のヒーローもいる。
もう一度おじさんに聞かれたら、自信を持って答えられるな、バスケを通じて学んだことを!
(ちなみに、自分の高校時代に、あの名作漫画「
スラムダンク」が少年ジャンプで連載されてました。山王戦、泣いたな~。バスケをやってたからこそスラムダンクの感動も大きくて、この時もバスケやって良かったな、と思いながらウルウル読んでました。)
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2013年2月14日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編4): ボーイスカウト
「何かスポーツやったら?野球、武道、何がいい?」
スポーツじゃないじゃん(笑)。
小学校のときに、ボーイスカウトの下のカブスカウトから始めました。
両親が進めたのは、多分僕が引っ込み思案な子供だったからそれを心配してじゃないかと思う。
とにかく恥ずかしがり屋で、フレンドリーでたくさんの友達と元気に活発に遊ぶ子供、では全くなかったような。。。。。
自分から「何かしたい」って言って率先して何かするようなこともなかったな。。。
どうして自分がボーイスカウトを選んだのかは全く覚えてないけど、ボーイスカウトの活動は楽しかったし、勉強になった。
キャンプ、ロープワーク、夜間ハイク、野外活動、みんなで歌うこと、街の清掃活動、老人ホームの訪問、赤い羽根や戻りの羽の募金活動などなど。
隊長は面白くて、なんでもできて、責任感があってかっこ良かったな~。
先輩や後輩のスカウトといろんなことをできたのも楽しかった。
中でもキャンプは本当に楽しかった。
あと、かっこいい隊長が率先して社会の役にたつ活動をしていたのが、今でも本当に印象に残ってる。
(中学2年のとき。相変わらず目が細いの~)
今思うと、子供のころに好きになったものやことってその後もずっと続いていることが多い。
ボーイスカウトでは、家や学校以外で、好きになれることにたくさん出会えたり、親や先生、友達以外の人と一緒に過ごしたり、活動を通じて自然や社会に関わるいい経験が持てたとてもいい活動だったと思う。
ボーイスカウトお勧めです!
(ちなみに、自分が人生で初めて作ったカレーって、ボーイスカウトのキャンプで作ったカレーかもしれない。木を燃やして飯盒で炊いたご飯おいしかったな!)
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2013年2月13日 bija_master
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編3): 4代目
清川家は自分で4代目。
ひいお爺さんは、家が借金の問題でつぶれて小学校を出ただけだったらしいけど、商才のあった人で努力して浜松で米屋と肥料商で成功したそう。
お爺さんは、第2次大戦で戦火にあった浜松から北の天竜に疎開して、そこで豊富な木に目を付けて下駄の製造を始めた。聞く話によれば海外に下駄を輸出しようともしたらしい。
親父は、自分がまだ幼稚園児のころにアメリカ人の先生1人のところから、英会話スクールを始めた。
そして、僕はカレー屋(笑)。
毎代毎代、違う商売を始めてる清川家の血ってあるんだろうか?
遺伝的な血があるかどうかは分からないけど、僕自身が生まれたときには、すでにお爺さんはいなかったから、背中を見て育った父親の影響が本当に大きかった。
父親は、笑顔の明るい楽しい人で、やさしくて繊細な人だった。周りの人のことを考えられる人で、子供の僕たちにも本当に心のからの愛情を注いでくれた。(ほめすぎ?)
起業したころは大変だったと思うけど、自分の好きで夢中になれる仕事をしながら、家族の時間も大切にしてくれた。
そんな人生や自分の可能性にチャレンジして、生き生き暮らしている父の背中を見て育って、自分も物心をつくころには、「将来は、いずれ自分自身で事業をはじめてみたい」と思うようになっていた。
そして父親が外国語関係の自分の仕事と同じくらい力を注いいたのが、地域の国際交流協会でのボランティアだった。
浜松でホームステイのホストを募ったり、子供たちを海外に連れていったり、イベントやったり。
自分自身も楽しみながら浜松を拠点に世界との接点を持って暮らしていたように思う。
残念ながら父は自分が大学生の時に寿命を迎えてしまったけれど、今でも父の生き方や父と過ごした時間は自分の中にあるとても大切な財産だ。
父の死後、父の友人が伝えてくれた言葉は今でも覚えてる。
「お父さんは、英会話の学校と、国際交流の活動が、車の両輪みたいにうまくかみあっていたんだよ。そしてお父さんは最高の運転手で、その車に乗せてもらった私たちも本当に楽しかったし、幸せだった。」
ひいお爺さんがやっていた清川商店には、こんな話も残ってる。
ひいお爺さんの気持ちから清川商店では、食べるものに困ってお腹をすかせている人たちに、店先で無償で食事を提供することを始めたそう。そして、それを聞いた東海道の多くの人たちが浜松の清川商店を訪れるようになったとのこと。
店周りに生活に困った人たちがあふれる状況になって、治安を気にした警察に止められるまで、この無償の食事は続いたらしい。
「
地球を救うカレー」という、みんながハッピーになる商売のコンセプトが僕の中で生まれたのは、僕の体験や考えからだけじゃくて、知らない間に父や、お爺さん、ひいお爺さんたちの生き方や働き方が、きっと僕の中に引き継がれていたからなんじゃないかと思う。
父や祖父や曾祖父に比べて、まだまだな自分だけど、恥じない働きかたができるようにこれからもがんばります!

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2013年2月12日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編2): 美味しんぼ
いつどこで初めて買ったのかは前々覚えていないけど、中学生の時に、漫画
「美味しんぼ」を読み始めた。
家族も食べることが好きだったし、自分も子供のころから食いしん坊だったから、面白くて何度も何度も繰り返し同じ本を読んでたな。
「美味しんぼ」の連載がスタートしたのが1980年。
日本がバブル真っ盛りの時に人気があったから、いわゆるグルメ漫画的に思っている人も今でもいるかもしれないけど、中身は骨太。
・命あるものを殺して食べ生きている人間の業(ごう)
・食べる相手のことを「もてなす」を心の大切さ
・人、自然、文化のつながり中から食が生まれていること
・物事の本質を見極める深さを持つこと
・自分の考えをもち、それに基づいた行動を周りに流されずにしていくことのかっこよさ
などなど、多くのことを「美味しんぼ」を通じて学んだように思う。
自分が始めて買ったスーツは黒。
大学を卒業する前の就職活動で買ったんだけど、黒のスーツはもちろん主流じゃない。
なぜかというと、「美味しんぼ」の主人公の山岡さんが黒のスーツを着てたから。
(まあ、ちょっと痛い学生だったのは笑って許して!)
あと、NYに留学する前に英語力を磨くために語学学校に行ったんだけど、行った先はオーストラリア。
「美味しんぼ」の原作者が住んでるのも一因で、結果的にこのオーストラリア滞在がパーマカルチャー、エコビレッジ、WWOOFなどの扉を開いてくれました。(この辺のことは、そのうち書きますね。)
中学のころ読み始めた「美味しんぼ」で、有機農業ってものがあること、伝統的な方法で作られた醤油や味噌と工業的に作られた醤油や味噌があること、食の安全性なども始めて知った。
清川家は商売人の家だったし、食の仕事をしている家でもなかったから、食卓にお母さんが並べてくれたり冷蔵庫の中に入ってたりしている食べ物の向こう側を知ったのは「美味しんぼ」だった。
なぜ自分が、卵の黄身の匂いが気になって食べられないのか、当時の大手の醤油メーカーの醤油をおいしいと思えないのか、その理由が「美味しんぼ」を読んで分かってきた。
NYに留学中に、食の勉強をしている仲間たちは自分たちのことをfoodies(フーディーズ)って言っていた。
「食」に関心があって、大好きで、単に空腹を満たすために「食べる」以上に、人生の興味やエネルギーを「食べる」ことに注いでいる人たちだ。
彼らは、本当に「食」を楽しんでいたし、真剣だったし、よく勉強してた。
僕も自分はフーディーズの1人だと思う。
そして、その扉を開いてくれたのが「美味しんぼ」だったんだよね。
もう30年前からオーガニックをはじめ食を深く掘り下げて、人気漫画で多くの人の読まれてきた「美味しんぼ」はやっぱり凄いな!
(ちなみに、留学中の食の文献を読んでいく人類学の授業で、なんと「美味しんぼ」が登場してる文献があった。
初期の、お母さんの作ってくれた紅玉のりんごパイの話しで、文化と食の深いテーマが漫画で読まれている日本の紹介でした。)
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2013年2月 8日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編1): 目玉焼きの想い出
子供ころの朝食の思い出は、箸を持っての集中した時間。
その対象は、目玉焼き!
白身部分だけをいかに綺麗に食べるかの朝が繰り返されてた。
目玉焼きの卵の黄身の部分も、実は良く見ると白身の薄皮がかぶってて、黄身も割らないようにその薄皮もきれいに箸ではがして食べてました。
これってけっこう難しくて、その朝の卵の焼き加減や、卵の状態によってはがしやすさが変わっちゃう。
だから集中!の朝ごはんでした。
そして黄身は残す。
お母さん、ごめんなさい。
子供のころは、卵の黄身の臭いが気になって、生や固茹での卵の黄身は食べられても、臭いが強くなる半熟の卵の黄身や、目玉焼きのトロッとした黄身が食べられなかったんだ。
もちろん、家では好き嫌いなく、食べ物を残さないように両親には育ててもらったけど、半熟の黄身はどうしても食べられなかった。
だから、自分が出来る限り食べられるぎりぎりまで卵を食べて、両親には許してもらってたんだ。
目玉焼きの白身だけきれいに食べる競争がもしあったら、子供の頃の自分はかなりいい線に行ってたように思うな。
ちなみに、卵はお母さんがスーパーで買ってきてくれるごく普通の卵でした。
他にも、子供のころは醤油はあんまりおいしいものじゃないと思ってた。
スーパーで売っている大手の醤油メーカーの醤油が、醤油差しに入れて卓上に置かれてて、それはあんまり好きになれなかった。
ちょっと舌が敏感な子供だったんじゃないか、と大人になった今思う。
どうして、自分の舌がそう感じてしまうのか?
そのヒントを知ったのは中学生になってからでした。
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2013年2月 6日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(プロローグ2): Bija誕生!
Bijaが生まれたのは、2004年のNYのダウンタウンにあるとある教室で。
その瞬間は、今でも忘れない。
授業に参加していた僕は、もう「カレー!」で頭がいっぱいで大興奮!
それまでのいろいろな出会いや、自分の関心、自分の未来が、「カレー」で統合されて、「これだ!」と思った。
自分の思いついたアイディアにワクワクして、叫びだしたいぐらいだった!
『世界には12億人の人たちが「食べすぎ」で困っている一方で、それと同じ数の人たちが食べるものがなく(少なく)て困っている』
世界の栄養不良( malnutrition)をテーマにしての授業で、
もちろん日本を含む先進国は食べ過ぎの側。
一方、途上国では食べられない人たちがいる。
そして標準体重に満たない子供の割合が高い国という指標でみると、アフリカ以外でもネパール、バングラディッシュ、インドというカレーの国々が上位に来てました。
(ちなみに、この授業で使ったテキストは
こちら。「Worldwatch Paper #150: Underfed and Overfed: The Global Epidemic of Malnutrition」 内容は素晴らしい。そんなに長くないし、無料でダウンロードして読めますよ!)
このことを知ったとき、ピン!ときた。
自分の大好きなカレーであれば、
日本では地元のオーガニック野菜たっぷりで玄米もおいしく食べられるカレーを出すことで、健康な食を提供できる。
そして、カレーの材料であるスパイス や、コーヒーや紅茶はフェアトレードのもの使うことで、飢えの問題をかかえるカレーの国々の方々の生活支援に少しでも貢献できるんじゃないだろう か・・・
みんなが大好きで親しみやすいカレーを通じて、オーガニックやフェアトレードを食べて経験してもらえる場をつくれるんじゃないか。
そしたら、オーガニックやファアトレードがもっともっと日本に広がっていくことにも貢献出来ちゃうんじゃないか!
すごいぞオレ!
すごいぞカレー!
「これだ!カレーがつなぐ日本と世界だ!」
と、勝手に妄想につぐ妄想を繰り広げて、教室の中で一人で大興奮(笑)。
ほとんどがアメリカ人だったクラスで、きっと変な日本人だんだろうな。ブツブツ言って、一人で盛り上がりまくっちゃいました。クスッ。
もちろん、この授業を受ける前までに出会った人たち、持ってた関心、好きなこと、などなど、そうした経験があってそ生まれてきたコンセプト。
自分の天職とおもえる「地球を救うカレー」のBijaのアイディアはこうしてこうして生まれたんだ。
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2013年2月 5日 kiyo curry
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カレー皿のむこうに広がる世界(プロローグ1): はじめのはじめ
いざ、書き始めようとすると難しいな。
Bija新聞の毎月のコラムは、ずっと書き続けてきたけど、Bijaのメッセージ「地球を救うカレー」を意識して書いていたことが多いから、どうしてもまじめに固い文章になりがちだったかな。
「カレー皿のむこうに広がる世界」は、もうちょっとゆるーく書いてみたいと思ってます。自分も気軽に、肩の力を抜いて書いてみたい。
ちなみに、残念ながら文才はあんまりなさそう。学校のレポートを書いたり、Bija新聞を書いてたりしてた以外は、文章を書いてこなかった。書いていくうちになんとかなるといいな(笑)
Lion ShareのHPのトップページから読めます。
何年もかかってほんとに少しずつ更新されてるんだけど、楽しみにしてます。
こんなかんじで、「カレー皿のむこうに広がる世界」も書いてみたいな。
付箋貼りすぎ!
Bijaを始める前に、本当に何回も何回も読んだな。
全国のカレー屋さんを訪ねた水野さんが店主のみなさんから聞いた話をまとめた本。
お店や、カレーを作っている「人」の想いやストーリーを知ることができる本当に素敵な本。
NYの大学でフードマネジメントの勉強しているときに、NYの一線でバリバリのレストランコンサルタントをしている先生の言葉は、いまだに忘れない。
「レストランで売っているのは、自分自身なんだよ。」
多分、レストランだけなじゃなくてどんな仕事も同じだと思う。
僕は食べことが大好き。
お母さんが作ってくれた家族の料理、おばあちゃんが作ってくれた煮もの、おいしかったな。
自分でも料理して食べるのも好き。
外食も好き。
味がおいしいお店も好きだけど、僕が好きになるのはお店の「人」がかんじられるお店だったりする。
2007年5月から2012年11月まで5年半続けてきたBijaをいったん閉めた今、これまでを振り返ったり、この先の未来を夢見たりしてる。
「カレー皿のむこうに広がる世界」は、ちょっとこっぱずかしいけど、Bijaを創ってきた「自分自身」を少し知ってもらえるようなものにしていこう!
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2013年2月 4日 kiyo curry
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Earth Curry Book
実は、2年ほど前から本を書いてみたいと思っています。
タイトルはもう決まっています。
「Earth Curry Book ~カレー皿の向こうに広がる世界~」
Bijaを開店するまでの経緯や、そこにいたるまでの出会いや想い。
Bijaをはじめてからのこと。
今後、夢見る世界。
まじめな話しだけではなくて、オーガニックなカレーやスパイス料理、スイーツのレシピや、オーガニックな暮らしについても書いてみたいです。
「書いてみたい」と思っているだけではなかなか進まないものです。
今年は、本の内容を少しずつ、このブログの記事として書いていけたらいいなと思っています。
(新年には、いろいろ今年やりたいことを考えるので、そのうちの1つが、この「本」なんです。)
と、このブログの記事を書いたのは2001年1月6日。
そう、2年前!
そしてこの後、一度も記事はアップされず。。。
ということは、構想段階から4年間、放置されてたんだ。我ながらびっくり(笑)!
Bijaをいった閉めて、自分もBijaも次のステージへトランジションしている今のタイミングで、ついにEarth Curry Bookを少しずつ書き始めようと思います。
みなさまこうご期待!
kiyo curry
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