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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編24):  ゼミナール

 

山に登り、田んぼを耕し、旅し、勉強もして過ごした大学の2年間が終わり、3年生になる時点で転部を申請することにした。
 
自分の母校一橋大学では、ゼミナールが教育の核だった。
すべての学生がどこかのゼミに属して、指導教官について仲間たちと勉強していく。
ゼミの仲間は、一生続く縁になることも多いほど、膝を突き合わせて学びあう。
そして、3年生になるときに、その後卒業まで2年間過ごすゼミを選ぶ。
 
経済学部で入学して基礎科目を勉強したけれど、自分の将来につながるような直感的な躍動感は感じられないでいた。
 
自分で商売を始めることを考えると、より実学的な商学部に進むか、大学1年の時に悩んだ経験から社会学部で心理学を選考することにも魅力を感じてた。
 
結局選んだのは、商学部。
そして、ゼミは経営戦略論と組織論の楠木先生のゼミを選んだ。
座学だけではなく、テキストで学んだ理論をチームプロジェクトでリサーチし結果をプレゼンするスタイルと、若くて勢いと発想の自由さのある先生やゼミのカルチャーに惹かれた。
 
結果は大正解。
 
理論や知識はもとより、チームで仮設を立てて検証していく方法を実践で学べた。
チームのメンバーの様々な視点や力が生み出すダイナミズムや、一人では決して導けない答えや成果が導き出される面白さも痛感した。
 
何より、楠木ゼミに集まったメンバーが最高だった。
超頭のいい人、超発想が豊かで自由な人、超深い思考力を持つ人、プロジェクトを進める実行力のある人。正直すごいな~と思うメンバーがいっぱいだった。
実は、大学の留学制度に申請して、2年間のゼミの途中で留学することを考えていただけど、「このメンバーと2年間過ごしたい!」と思って、留学するのは辞めた。
よく学び、よく飲んだ!

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ワンダーフォーゲル部や田んぼの会の仲間は、好きなコトやライフスタイルが似ていて、一緒にいて楽で居心地のいい関係。
一方で、ゼミの仲間からは刺激をもらって、がんばっている相手からエネルギーをもらって、自分もがんばろう!って思える関係。
これは、今でも変わらない。
 
もう卒業して15年かな。でも、今でも関係が続く仲間出会えたのは、大学時代のとっても大きな財産です。
 
 
ちなみに、あんまりゼミの仲間が優秀で、頭のキレや思考力その他ももろもろで、自分はかなわんな~と思った(笑)。
このころから、自分の強みや良さってなんだろうって考え始めた。
そして、いろいろ考えたけど、ワンゲルや田んぼの会の感性的自由人派+バリバリ系のロジックしっかり派の両立ができることかなと思い始めた。
 
 
商学部の授業も面白かった。
書き始めると長くなるから、そこで学んだ多くのことはここでは触れないけど、しっかりと今の自分の財産になってる。
 
そういえば、当時、「起業して上場して株式公開して若くして引退して悠々自適に暮らす」なんて将来のプランを話す人達が同級生にいた。
自分も、父にあこがれて自分の事業を始めたいと思っていたけれど、なんかそういう起業志向には違和感があった。
事業を起こすことでいったい何を自分がしたいのか、何を得たいのか、自分の中で考えるテーマになった。

 
大学4年の1年間をかけてする卒業研究(卒論)はチームプロジェクトだった。
選んだテーマは、稼ぐことが目的ではないボランティア組織で、誰がどんなモチベーションで組織に参加し、何を得ているのかや、どんな組織運営がなされているのかの研究だった。
 
個人的には、仕事、働くということや、目的をもって人がつながる組織から人がお金ではない何を得ているのか、などの興味があっての選択だった。
 
大学がある街の全くタイプの違う2つの手話サークルに参加しながら、リサーチを続けた。
 
1つは、クローズ型で大きくならない手話サークル、もう1つは、誰もでも参加しやすいオープンで組織規模が大きい手話サークル。
僕よりもチームメンバーが優秀でがんばってくれて、この研究でも学んだことが多かった。
 
 
そうそう、過去のことをドンドン忘れてく僕は実は全く覚えてないのだけど、当時ゼミで「将来カレー屋やりたい」って言ってたらしい(笑)。
 
その頃の僕は、カレーは好きで作ってたけど、基本的にカレールーを使ってアレジンする程度でカレーの知識は浅かったし、本気で飲食業をやりたいなんて思ってなかったはずなんだけどな~。
 
ほんとに充実した大学3,4年のゼミの2年間でした。




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店主清川が、Bija開店まで、開店してからの奮闘記、オーガニックのこと、Bijaのカレーに盛り込まれた想いのことなどなど書いています。
 

2013年4月24日 kiyo curry |

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編23): 前世?

 

大学生ともなれば、ま~飲みます!
 
飲めば、仲良くなる。
 
山ではテントの中で飲み、田んぼの作業の後に飲み、街でも飲む。
 

 
はじめて記憶がなくなるまで飲んだのは、学園祭のときだったかな。
 
自分が行っていた大学の当時の学園祭のフィナーレは、「池落ち」だった。
 
11月の寒い中、体育会の学生を中心に、池に飛び込む。そう、ただ飛び込む!
 
酔っ払って、ずぶ濡れになった学生がキャンパスに溢れる相当楽しいフィナーレだった。
 
 
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ワンゲルでは、池落ち前になぜか「おおブレネリ」の歌にあわせて、一升瓶の回し飲み。
 
祭り!の雰囲気もあって飲んだな~。
 
・・・で、記憶が飛んだ。。。。。
 

 


ところどころ覚えてるのは、着替えて、2次会の居酒屋に行ったこと。
 
後で、2次会のことを聞くと、
 
酔った自分は、なぜかスクっと立ち上がり、手でどうやってカレーを食べるのか、つまり手食(てしょく)の作法をワンゲルの先輩、同級生にレクチャーしたらしい。。。

 
 
その時まで、手でカレー食べた経験なし。
 
なんだろう?
 
自分は前世があるのかないのか分からいけど、こんなにカレーが好きだったり、したこともない手食をみんなに教えたりしたってことは、前世があるならカレーの国の人だったのかな?

 
 
ちなみに、カレー以外で、なぜか縁をかんじるのがスコットランド。
 
なぜかは分からないけど、バグパイプの音には昔から惹かれる。
 
NY留学中に、世界的に有名なエコビレッジ「フィンドホーン」に行ったことがあって、とても大きなインパクトのある経験をした。(このこともそのうち書きます。)
 
その時は意識してなかったけど、フィンドホーンがあるのはスコットランド。
 
そして、直感的に、また人生のうち何度かフィンドホーンを訪れるような気がしてる。
 

 
だいたい、過去のことはドンドン忘れちゃうタイプなので、なぜか理由も分からず好きなカレーやバクパイプってなんかよっぽどの縁があるのかな~???
 
誰か教えて。



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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編22): タイ カンボジア ベトナム in 1995

 


初めての海外一人旅は、刺激的だった。

 

バックパックを背負って安宿を拠点に移動する旅。いわゆるバックパッカーだ。

 

ワンゲルで山でのテント泊に慣れていたから、宿泊は屋根とシャワーがあれば天国。

山の水も飲んで鍛えてた胃袋はめったなことでは壊れない。

ハードな移動も大丈夫。

でかい方だから、危険な目にあいづらかった。

 

旅での出会いも面白かった!

一人で旅している人たちは個性的な人たちが多い。

そんな人達と、出会ってメシ食って飲んで、途中で一緒に旅したり。

日本ではなかなか会わないエネルギッシュな旅人、海外の旅人。そんな人達と過ごす時間が面白かった。



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もちろん、食事も楽しい。

現地の人が食べてるものに興味があったから、街の食堂に行って現地の人と一緒に食べた。

もちろんカレーやスパイス料理は好きだけど、今まで旅した国の中で一番おしいかったのはベトナムかな~。何を食べてもおいしいかった!

市場に行けば、ぶら下がる山羊や羊の生肉。生きたまま売られてるニワトリ。

もちろん、なんのパッケージもされずに山積みにされて売られてる季節の野菜。

人間の長い暮らしの中で、食べ物はこうして取引されたきたんだってことが分かる。

田舎に行けば、家族総出での田植えや、牛を使った田起こしも見られた。



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旅した人は感じることが多いと思うけど、海外に出ると自分が日本人であることを意識することになる。

海外の人から質問されて、自分が日本のことを知らないことを知った。

自分が当たり前だと思っていた感覚や認識が日本人特有のものであることも、旅して現地の人と触れ合ったり、海外の旅人と話しをするとよく感じる。

 

そして、日本に生まれた自分がラッキーであったことも、最初の旅で強く感じた。

 

カンボジアでは、地雷で手足をふっとばされた人に抱きつかれ、お金をせがまれた。

べトナムでは、海岸を歩いていたら、貝のおみやげを買ってくれてとせがんで、延々ついてきた子供がいた。

途上国を旅すると、お金をせがまれること少なくない。

「払うのがいいのか、払わないことがいいか」考えさせられる。

 

カンボジアでは、ほんのわずかなお金で体を売る女性がいた。

物売りの女の子と話しをしていたら、お金をためて学校に行きたいって、目をキラキラさせて話しをしてくれた。

 

カンボジアの田舎で、建物は雨風をしのぐのみ、電気も水道もない家で住む人達がいた。。。

 

 

安心して住める家があること、学校に行けること、病院に行けること、きちんと食事できること、自らの生き方、働き方を選べること、こうして海外を旅できることのありがたさを最初の一人旅で強く感じた。



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では、貧困に直面している途上国の人たちに、僕ができることは何なのか?

お金を渡すことはできる。でも、問題は構造的だ。

自分は父親の背中を見て、経済の身を立てたいと思っている、政治ではなく経済の面で何ができるのか?

最初のこの旅で考え初めた。

 

 

一方で、途上国の人たちの笑顔にもびっくりした。

日本ではなかなか見られない子供の満面の笑顔、大人のくったくのない笑顔。

経済的に豊かなはずの日本人が、こんな笑顔でいられないってどういうことだろう?

日本人は本当に幸せなのかな?

豊かさ、幸せの尺度って、何なんだろう?

こんなことも、最初の一人旅で考え始めた。

 

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旅で感じて、考える。

最初の一人旅だったこの夏の想い出は、今でも鮮烈だ。


 



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2013年4月 4日 kiyo curry |

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編21): 旅の洗礼?inバンコク

 

飛行機がバンコクの国際空港に降り立ったのは夜も更けてから。さすが格安の航空券。
 
宿に決めていたのは、世界のバックパッカーが集まるカオサンストリート

 
 
空港を出るときに、これから旅を始めるっていう日本人女の子3人組と知り合いになって、一緒にカオサンまで行くことに。
 
美大生の子たちで、なんだろ、自分が行ってた高校や大学の同級生にはいないかんじの自由で個性的で、自分たちの好きなことを学校でもプライベートでも楽しんでる子たちだった。

旅の最初からついてるな、ラッキー!旅の出逢い最高!


 
最初に泊まった宿の名前はもう覚えてないけど格安のバックパッカー宿。

最初の夜に、薄い壁越しになぜか尺八の音色が聞こえてくる。しかも、ウマイ!

尺八持って旅ってかっこいいな~、どんな日本人かな~、と思って翌朝顔をあわせたら、金髪の白人のお兄さんだった。

旅は面白い!


 
タイの食事も安くてウマイし、最高だ!

バンコクを観光しながら、タイの後の旅の予定をカンボジア、ベトナムにして、カオサンの旅行代理店でフライトの手配をしていたころにやっちまいました。
 

 
恥ずかしながら、やられちゃいました。。。。。宝石詐欺に。
 

 
その後、旅慣れた自分からすると、なんであんな手に引っかかったんだろうと思うけど、やられちゃいました。


 
よくある話で、タイで宝石を買って、日本に持ち帰って売ると何倍にもなって売れるという話。

宝石だけに、買うのにもけっこうまとまった金額だ。

で、喜び勇んで帰国して売ろうしても、全然価値がないって話。

高く売れない場合の保証をつけてくれていたはずが、実際にはドロンとうやつ。
 

 
なんで騙されたのかやその手口、プロセスのドキドキや、解決に奔走した詳細を書くと、延々と書いちゃうので省略します(笑)。

結果的にはお金は一銭も払わず、なんの怪我もなく解決できた。

解決するのにけっこうかかって旅の予定も狂ったけど、でもまー良かった。


 
解決する前の途中のプロセスで、日本の父親に電話したことがあった。

怒られるどころか、「そうか!孝男もついにリスクとってする商売をする気になったか!」と喜ばれてしまった(笑)。

さすが、商売人の親。
 

 
今のバンコクはもう発展して随分変わってるんだろうけど、1995年の夏のバンコクでは値札のない商品がほぼ全部で、買うのにいちいち交渉しなきゃならなかった。

しなきゃ、ぼられる。

いい人たちもいっぱいいるけど、騙そうとする奴もいっぱいいる。


 

いまだに本場で初めて食べたタイカレーがおいしかったことよりも、宝石詐欺にあったことを鮮明に覚えてる、そんな旅の洗礼?でした。。。

 

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ビージャネットスタッフ募集


■■□ 募集内容 □■■

 
「アルバイトスタッフ」を募集中です。
 
・仕事内容:webショップ作成補助(商品情報入力、商品写真撮影、プロモーション企画立案など)
、出荷在庫管理 
・勤務:週2日以上
・勤務地:ビージャネットオフィス 〒430-0926 静岡県浜松市中区砂山町132キャトルセゾン
・勤務時間:10:00〜16:00を基本に調整。
・3ヶ月程度のインターン期間を取った後で、お互いの話し合いのもと、本採用となります。
 
こんな方の応募をお待ちしています。
・カレー、スパイスの好きな方 
・エコ、オーガニック、フェアトレードに興味関心のある方
・ネットショップ作成、運営の経験をお持ちの方
・イラストレーター、フォトショップを使える方
・写真を撮るのが好きな方(一眼レフを使ってライティングを考えての撮影)
・イラストの書ける方
 
○給与
委細面談にて
 
募集人数
1名
 
○応募および面接、本採用まで
・希望者は履歴書と簡単な自己アピールを準備して、風土屋(Bija)):清川までメール、または郵送して下さい。とりあえずの問い合わせ、相談も歓迎します。気軽に電話かメールをください。
(自己アピールは、応募動機の作文等の簡単なモノで結構です。形式は問いません。)
 
 
○問い合わせ
スタッフ募集に関する質問、相談などは風土屋(Bija):清川にご連絡下さい。
add:〒430-0926 静岡県浜松市中区砂山町132キャトルセゾン1F
tel:053-477-7343
e-mail:work@bija.jp
 

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編20): 初めての一人旅

 

 
いつか、世界を旅してみたいと思ってた。
 
そして、その第一歩は大学2年生の夏だった。
 

 
子供の頃の多分クリスマスプレゼントで、両親が世界の古代遺跡の本を買ってくれた。エジプト、ギリシャ、古代ローマ、インカ、アステカなどなど、見ててワクワクした。何度も何度も読んだ。
 
家族旅行で海外に連れて行ってもらったことも、本当にいい思い出だ。
ちなみに、両親は新婚旅行でソ連(今のロシア)でシベリア鉄道に乗ったそう。そんな旅好きの遺伝子があったのかな?
 
高校、浪人と勉強した世界の歴史も、本当に面白かった。
今、自分が生きている現代の日本が、世界の中で歴史の中でどこにいるのか少しは知ることができた。
カエサル、チンギスハーン、ナポレオン、シャージャハーン、コンスタンティノープル、バクダッド、人、都市、時代の変遷、そこで暮らしていた人たちの生活。。。。。
 

 
「どこに行こう?」と考えた時に、まずは発展途上国に行こうと思った。
 
先進国は情報がいっぱい入ってくるし大人になってもいつでも行けるチャンスがある。

途上国のニュースは入りづらいから実際に行ってみたいし、体力がある若いうちの方が旅しやすいだろう! お金もないから貧乏旅行だし。
 

 
ネットもないので、本屋に行ったら、「地球の歩き方」シリーズがあった。
 
パラパラ見てると、どうもタイのバンコクを起点にするのが良さそう。
 
ちょうど、カンボジアやベトナムの地球の歩き方が初めて出た頃だったのかな。
 
いつか行ってみたかったアンコールワットもあるし、じゃ決定!ということで、東京とバンコクの往復の格安チケットを買って、1ヶ月弱の旅に出ることにした。
 
 
 
そして、初の海外ひとり旅でウキウキと降り立ったバンコクで、まずは軽~く、旅の洗礼を受けることになったのでした。。。


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2013年3月28日 kiyo curry |

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編19): 自炊天国

 

高校を卒業するまで、実家で料理した記憶はほんとんどないです。
 
バスケばっかりしてて、台所で料理を手伝うってこともなかった。
 
 
 
実家では、母親が調理済みの料理を買ってきて食卓に並べることや、冷凍食品を使うこともなく、毎日料理をしてくれてのは、今思うと本当にありがたいことだったと思う。
 
ばーちゃんも一緒に暮らしていて、よく作ってくれてた煮物がおいしいかった。
 
父親も仕事が忙しかっただろうに、一緒に夕ごはんを食べられる時間に帰ってきてくれていたことも少なくなかった。
 
 
 
そんな僕が、大学に入ってからは、一人で作って一人で食べてと、ほぼ自炊してました。
 
きっかけは、親元を離れるときに、母親が「はじめての・・・」みたいなタイトルのお肉料理が中心のレシピ本を一冊と、ナベとフライパンをくれたことかな。
 
その時の本の中にあった、「鶏肉のバスク風煮込み」は今でも自分の得意料理の一つだし、フライパンはまだ現役。
 
ナベはさすがに引退したけど、カレーの修行中に何度も何度もカレーを試作して開業後も使ってた愛着のあるナベになった。
 
 
自炊するにあたって、まずは、レシピ本を新たに買いました。

古本屋さんに行って、とにかく、レシピ数が1000を超えてていっぱいある本を買った。2冊買ったかな。インターネットはまだ普及してない時代だったしね。
 
 
レシピ本を見て、おいしそうな料理を作る。
   ↓
そうすると、食材が使い切れなくてあまる。
   ↓
で、それを使ってできるレシピを探して、足りない食材を買いに行く。
の、繰り返し。
 
 
冷蔵庫の中身から、次の展開が広がっていく。
そうこうしているうちに、調味料も増えてくから、さらにバリエーションが広がる。
ってな、かんじでした。
 
 
 
あの頃は、大学から買えると、ほぼ毎日買い物に行ってたな。
自宅近くのスーパーや八百屋さんや、どこにいったら何が安く新鮮に買えるかだいたい分かってた(笑)。
食費もだいぶ抑えたな~。
 
考えてみると、冷蔵庫内の食材の使い回しで在庫管理を、毎日の買物で仕入能力を、忙しくてお金もなかったかことで短時間でできておいしくて食材費も高くないレシピ選ぶことも、大学時代に磨いてたのかもしれないな。
 
 
 
恵まれてたのは、住んでいたのが東京の中央線沿線だったこと。
この沿線にはオーガニック食材や伝統的な方法でしっかり作った調味料などを売っている「自然食品店」が多いんです。
 
美味しんぼで、伝統的に作った味噌や醤油などの調味料のおいしさを読んで知っていたから実際に試してみたくて、食材をオーガニックにすることはできなくても、調味料は選んで買ってった。
 
料理も腕がなくても基本調味料がしっかりしてたら、おいしいんですよね~。
 
調味料じゃないけど、あるとき、有機のごま塩のふりかけが安かったので買ってみたら、ゴマのプチプチした食感、香ばしい香り、塩の旨味とそのバランスがおいしすぎて、それでご飯を何杯も食べたことがあったっけ!
あと、化学調味料や添加物が入ってる食品はなるべく避けて買うようにした。
 
 
 
和食、中華、洋食、いろいろ作ったけど、食べたことのない面白そうな料理を作ってみるのにも好奇心満々だった。
 
ある年、東京の大学を受験するために妹が上京して自分の部屋に泊まった。
 
「これは栄養をつけてあげなくちゃ!」
 
と思って、ラム肉を牛乳と味噌で煮るナベを作って、振舞った。
 
なかなかの自信作で、妹も喜んでくれたと思ってたら、後になって、『妹が「お兄ちゃんから、とんでもないものを食べさせられた!」と言ってたよ』と伝えられちゃったこともあったな (´_`。)グスン
 
 
 
とまあこんな感じで、自分の料理経験は大学時代に始まったのでした。。。

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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編18): 学びの場

ワンダーフォーゲル部田んぼの会、あと英語力を鍛えたいなと思って大学のESS(English Speaking Society)の英語でディスカッションするセクションにもたまに参加させてもらって、クラブを3つ掛け持ちながら自分の1年生の秋からの大学生活は再スタート。

 
勉強もそこそこがんばった。
一橋大学には、費用もOB会や企業からの寄付で賄ってもらえる1年の留学制度があって、それに合格するには成績も重要だった。
留学してみたい、と思ったので、きちんとした成績が取れるように勉強した。

ただし、「学びの場は、教室の中だけじゃないって」って思うようになってたから、いわゆる教室でのお勉強は、興味があるものとないものでメリハリをつけて、全部はちゃんと取り組まなかった(笑)。

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ちなみに、今でも一番印象に残ってる学部での授業は、ナベマサ先生の社会科学概論第Ⅰ。
社会学部の授業で、マスコミのバイアスや社会格差、差別などなど、現代の社会問題を取り扱って、社会科学的視点と思考方法を学ぶ授業。
 
生徒を挑発して煽る先生の授業はナカナカ刺激的で、春の授業のガイダンスでは、あんまり頭に来て途中で席を立って教室を出ちゃったんだけど、他に刺激的な授業がなくて思い直して取った授業。
真面目なおとなしい学生が多いからあえて煽ってたのも徐々に分かって来て、多くのことを学ばせてもらいました。
 
 
大学に入学した当初は、大学が与えてくれるものに期待していたけれど、この頃の自分は大学の授業を通じた教室での学びの場以外でも、クラブ活動や、バイト、恋愛も含めて、全ての場で体験を通じて自分から学んでいけばいい、と思えるようになっていた。
 
社会に出てからももちろん学びは続いていく。教室でのお勉強以外も学びの場だと思えば、みんな死ぬまで学び続けられるよね。そして成長することは喜びだと思う。
 
自分で、一歩踏み出せたことで、秋からの一年生の秋からの大学生活はきらきら輝きはじめた。

大学は何も変わっていない。変わったのは僕だった。
 
 

自分がどう社会と関わっていくかの準備ができる大学での4年間の過ごし方についても、とってもざっくりした計画を立てた(笑)。
 
当時、就職活動は大学4年生の春からスタートだった。
そのときには、自分がどんな働き方をしたいか分かっている必要がある。
 
学部の1、2年生は、とにかく自分が興味があったけどこれまでできなかったことや、新たに興味を持ったことをやってみて、自分の好奇心や感性の枠を広げようと思った。

ゼミが始まる3年生の1年間で、しっかり専門的な勉強をしながら、1年かけて学んだり経験を積んだりしながら、どう社会に出て働くか考えようと思った。
 
身近には、大学に8年いた田んぼの会の創始者の先輩や、休学して山にかけるワンゲルの先輩もいたけど、自分は浪人しているし、4年で卒業する計画でした(笑)。
 
 
とまあ、こんなかんじで、東京の大学生がクラブで踊ったり、当時盛んだったテニスサークルで楽しんでいたり、麻雀したり、勉強に励んでいたりするときに、僕は早朝から山に登ったり、沢に登ったり、田んぼを耕したり、知的好奇心が赴くままに大学でも勉強したりっていう充実した楽しい毎日を送ってました。 

あと、かなりの勢いで自炊してた!もちろんカレーも。

その話はまた今度。。。



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