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カレー皿のむこうに広がる世界(成長編25):  ヒマラヤへ

 

大学時代を通じて生活の中心だったワンダーフォーゲル部の活動の僕にとっての集大成は、大学3年の終わりの春合宿。この合宿が終わると現役は引退して、大学4年の1年間はOBとして部にかかわることになる。
 
自分はこの合宿にリーダーとしてネパルーへのトレッキングのプランを作った。部創設以来、部の合宿として海外トレックのプランが出たことはなかったのだけど、自分は、自分の視野を広げてくれた海外の旅と、山をつなげたかった。自分だけではなくて、一緒に行くメンバーにとってもきっと大きな財産になるプランだとも信じていた。

選んだプランは、エベレストの展望台と言われる5500mのピーク「カラパタール」へのトレッキングだった。ネパールに入る前に、タイのバンコクでの滞在する日も作った。
 
 
このカラパタールへの春合宿の準備から、実際の山行のことを書き始めると、また延々と書けちゃうので、省略(笑)。
 
エピソードを1つだけ。

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部員5人で行ったネパール。カラパタールを目指したけれど、残念ながら途中で2人が体調を崩してしまった。一人は完全に高山病の症状。直すには根本的に山を降りて高度を下げるしかない。部の合宿としては一度解散し、リーダーとして特に症状が重かった一人に付き添ってにカトマンズまで戻ることにした。
 
下山を始めてしばく歩いていたところ、残りの3人が追いかけてきた。
 
症状が軽く回復を待ってカラパタールを目指そうといた一人が、なんと「清川さん、自分が付き添って降ります。ぜひ登ってください。」と言ってくれた(T_T)。
 
それがリーダーの判断として正解だったかどうかは賛否あると思うが、回復するかどうか五分五分だった彼の申し出を僕は受けた。信頼出来るガイドに託し、2人に下山してもらった。
 
そして、自分を含む3人でカラパタールにたどり着いた。。。
 
そこで見た8000m級の山が連なる神々しいまでの風景は今でも忘れない。

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ワンダーフォーゲル部で本当に多くのことを学んだ。
 
小、中、高と続けたバスケでは、試合に勝つという分かりやすい目標があった。一方で、ワンゲルでも山の頂に登るというゴールはあったけれど、達成感だけではなくて、頂きに至るプロセス自体を「楽しむ」という要素があった。そもそも頂きを目指さない山行もあった。
 
山では判断を間違えると、怪我すること、最悪命を落とすこともある。そうならないように、トレーニングで確かな技術をつみ、常に何かが起こった場合のエスケープや対処をシミュレーションしてから山に入る。
山の中でも、天候やルートファインディングなどなど、判断の連続だ。
 
リーダーとして山に入るようになってからは、メンバーの命を預かるつもりで行った。そして、一緒に行ったメンバーみんなで「楽しむ!」こともリーダーとして気にかけることだ。
 
山に行くまでの危機対策を含むプランを作る能力、山での判断能力、楽しむ能力などなど、Bijaを始めるにあたってワンゲルで学んだことで活きていることは本当に多い。
 
 
ちなみに当時、自分はワンゲルは時代の最先端じゃないかと思ってた。あんまりみんな賛同してくれなかったけどね(笑)。
 
自然とつながり開放された人間性(笑)、自然に親しむエコロジストとしての感性とバランス、そして自然の中で鍛えられた判断能力と仲間たちとのコミュニケーション能力!やっぱり今でも素敵だと思うな~。
 
街のことを「下界(げかい)」というほど山にいたあの頃に、本当にきれいな自然にいっぱい出会えたのも、僕の財産だ。
 
 
 
そして春合宿が終り、キャンパスに戻った大学4年の春、僕の就職活動が始まった。



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店主清川が、Bija開店まで、開店してからの奮闘記、オーガニックのこと、Bijaのカレーに盛り込まれた想いのことなどなど書いています。
 

2013年5月 9日 kiyo curry |

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