ホーム > Bijaサークル , ホーム > 農家さん > Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~曳馬・黒柳さん~

Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~曳馬・黒柳さん~

静岡県浜松市中区曳馬 
黒柳 繁夫(くろやなぎ・しげお)さん


kuro-san.jpg

 黒柳さんはもともと自然食の方に関心があって有機農業に入っていったといいます。

 その自然食との出会いは、学卒後の一時期トラック運転手をしていた時代にさかのぼります。柔道をやっていて体には自信がありましたが、仕事をはじめて2年で腰を痛め体を悪くしてしまいました。

 本の配達もしていて読書家だった黒柳さん、昭和37年当時ベストセラーになっていた「スタミナをつける本」を手に取りました。当時の世相とあいまって肉や脂肪を積極的に摂る事をすすめる内容で、それに習って毎日カツを食べたそうです。

 それでも調子はよくならず、食に関する本を何冊も読み片端から実践してみました。毎日ライ麦パンだけを食べたり、乾パンだけを食べたり、時には全く食べずにどれくらい仕事が続けられるか試してみたり。

 そんな時ある無口な仕事仲間が休み時間に教えてくれたのが菜食を薦める本でした。早速読んで試してみましたが、ちょっと体が軽く楽になった感じはありましたが、正直そんなに大きな変化があったわけではありませんでした。でも逆に、肉を食べなくても以前と変わらず力仕事は出来るし、肉食が必ずしも必要ないことを身をもって知ることになりました。
 
  そこから菜食や自然食に興味が出てきて「オーサワジャパン」や「ほびっと村」といった業界の草分けを訪ね、当時の食養のリーダー達の講演会を聞いてまわり、自分でも自然食の販売や、信用できる酪農家の牛乳配達等をするようになったのだそうです。

 農業は「たまたま家が百姓だったから手伝っていた」という黒柳さん。ご両親の年齢があがるにつれ自分がしなければならない農作業が増えてきた時、有機農のスタイルで引き継いでいったのは自然食にたずさわっていた黒柳さんにとって自然の流れでした。

 野菜は自家用で、ここ10年は田んぼを中心にやってきました。作っているのはうるち米と黒米、緑米などのほか、笠井で古くから育てられていた赤穂もち米も作っています。稲が倒れやすいので今ではほとんど作られていないそうですが、「穂のしなり方が違う、釣竿にたとえるならカーボンファイバーの竿と昔ながらの竹竿のようなもの、雰囲気が断然いい。」とこだわりを語ってくれます。

 黒柳さんは「水をやわらかくする」という活性炭を米作りに利用しています。田んぼを起こす時に粒子の粗い活性炭を混ぜて、稲を植えた後は活性炭のパウダーをスプレーでまくと稲がシャキッとするといいます。自然農法と高飛車に構えない、誰でも理解しやすくて誰でもやれる農業を目指してやってきましたが、最近は収量もあがり楽になってきたそうです。「10年余所見をせずに同じ事をやってきたのは間違いじゃなかったと思う。」

 「稼がない、使わない」が信条。「家族が食べていける分だけ働いて、あとは心豊かなほうに時間を使うのがいい。たくさん稼いで税金を払っても政府が正しく使ってくれるとは限らない。昔はもっと生活が自立していて、たとえ地震があっても薪でごはんを炊けたし、井戸もあって市の給水車を待つ必要もなかった。行政の力を借りなくても地域のちょっとした助け合いでやっていけたんだ。」かつて自分の生活も楽ではない中で浜松のホームレスのために炊き出しもしていました。
 
 環境の問題にも興味があり、原発の反対運動を長く続けてきている黒柳さん。Bijaに対しては

「今や地球が胴震いを始めている。エネルギーや環境問題が解決するかどうかは皆の意識次第。焦りもあるが若い人たちがBijaみたいなコンセプトのお店をはじめてくれて期待している。Bijaにカレーを食べに来たら、色々なことが知れて、意識が変わるような場所になって欲しい。」


とのメッセージをいただきました。

ありがとうございました。頑張ります!

Bija新聞2008年10月号より

2009年2月13日 kiyo curry |

地球を救うカレー&カフェの店 Bijaのセレクト通販サイト「ビージャネット」オープン!
オーガニック&フェアトレードなカレー、チャイ、スパイス関連商品発売中