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Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~サン・クローバー農園(都田)~

サン・クローバー農園 静岡県浜松市北区都田町 
北村篤子(きたむら・あつこ)さん


 

kitamura-san.jpg  北村さんは保育短大を卒業後最初に就職した乳児保育所で、常に安全で身体にいいものを子供達に食べさせることを考えていた熱心な栄養士さんに出会いました。その人がある日、北村さんに「食べもの通信」という雑誌を紹介してくれました。チクロやF-2といった食品添加物の問題が社会的に大きくとりあげられていた時代、その本は流行に流されず、日本人が伝統的に何を食べてきたか、ということからはじまって、栄養、安全、文化、教育、社会、環境、平和などを包括的に考え、情報発信している雑誌でした。毎日牛乳も卵も摂っていたわけではないのに健康に93歳まで生きた祖父母の姿をみて、現代栄養学に違和感を覚えていたり、日本人の食生活が変わって体格は良くなっていくが、病気が増えていくのを見ていたりした北村さんはその雑誌の内容に強く共感しました。


 きちんと作られたものを消費者として見極めていきたいと生協などもはじめた北村さんですが、実家が農家をしていたこともあり、いつか作る側に回りたいと思っていました。それが15年ほど前、お父さんの具合が悪くなったことがきっかけで、実家のみかん作りを手伝いはじめることになります。お父さんは苦労の割にお金にならない農業を娘には勧めませんでしたが、「食べもの通信」のインタビューコーナーで日本人初の宇宙飛行士、秋山豊寛さんが農業をはじめたことを知り、一見遅れているようでやはり大事なことなのだと勇気づけられたといいます。


 その頃生協に出荷していたのは減農薬のみかん。無農薬でやりたいと思いつつ、なかなか両親の理解が得られずにいましたが、10年前にお父さんを亡くして、自分が中心的に実家の農業をしていくことになった時に、有機農業の実践者の現場にお母さんを連れていって、ついに有機農業に転向することを納得してもらいました。


 北村さんの畑がある都田は、赤石山脈の水はけのよい赤土と温暖な気候がみかん栽培にとても適した土地です。化学的なものは一切使わないので、除草など大変ですが、時間をかけて手入れしてきた畑の土はフワフワです。ただ、カミキリムシは悩みのタネ。しょっちゅう見にいかないと卵を産み付けて木を枯らしてしまいます。見つけても幹の奥深くに入り込み、つかまらないことも多いです。農薬を使わないせいで、そうやって木を枯らせてしまう時、「自分が健康や安全の名のもとにわがままな事をやっているのではないか」と思ってしまうこともあるのだそうです。


 今後の目標を訪ねると、”心と体と社会の健康”という「食べもの通信」の掲げるテーマを引き合いに、食や農を通じて個人の健康だけでなく社会の健康にもつながるような活動をしていきたいという北村さん。今も「簡単で、早くて、便利で、という生活が当たり前になっている子供達に、じっくり時間をかけて何かを育てたり作ったりする体験をして欲しい」と、子供と一緒に畑でそばや大豆を作っており、それを原料に手打ちそばや味噌・醤油作りにも挑戦するつもりです。


 Bijaに対しては

「こう言ったポリシーを持ってやっているお店はなかなかないので、啓蒙的な意味も含めて情報発信して、今後も発展していって欲しいと思います。」

とのメッセージをいただきました。ありがとうございました!

★北村さんの育てるみかんやみかんジュースに関するお問い合わせは053-428-3054まで

 

Bija新聞2008年8月号より

2008年12月21日 kiyo curry |

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