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Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~磐田市・ひらく農園さん~

ひらく農園 静岡県磐田市福田 
寺田潤史(てらだ・ひろし)さん


 

teradasan  寺田さんが農業をはじめたのは29歳のとき。それまでは東京でアルバイトをしながらロックバンドをしていましたが、「音楽とは何か?そして人間とは何か?」という問いをつきつめていく中で、「食べる」という行為なくして生きていくことができない人間というものを発見し、土に触れ、食べものを作りながら自分の音楽を見つめなおしたい、という理由から1989年に実家のある磐田で帰農しました。
 

 実家はもともと農家でしたが寺田さんが10歳のころに農業をやめていたため畑として残っている土地はなく、放置されていた土地をまる一年かけて開墾することからはじめました。雑木が生えるジャングルのような土地をツルハシやノコギリを使って手作業で切り開きながら、それまで本から独学で得ていた知識を、土の性質、草や根の状態などを実際に目で見ながら身体で覚えていくことが出来て、とても勉強になったといいます。

 ただ、そのまま実家の土地で農業を続けていっていいのか、もしくは自分で新たな土地を探すべきかは迷っていました。そんな中で参加した川口由一*さんの研修会が縁で、宣仁さん羽田さんといった浜松の有機農家さんとのつながりができ、磐田でやっていくことを決意、それが地域の有機農勉強会「こぼれ種の会発足にもつながりました。


 寺田さん自身は「何故か初めから無農薬しか頭になかった」と言いますが、常に先人たちの知見を得ようと有機農法、慣行農法*の区別にこだわらず勉強し、積極的に産地を巡り実践者の話を聞きにいきます。ひとつのやり方に固執せず、学んだことを自らの環境で試し独自のスタイルを築いていくのが寺田さんのやり方。今では年間50品目150品種の野菜を作っており、4月5月の端境期で世間に野菜が少なくなる時にも、苗の育て方を工夫しハウスを使わずに野菜を供給することが出来ています。

 最近では袋井のファーマーズマーケットにも出店するようになりました。「宅配は持続していく人間関係の面白みがあり、ファーマーズマーケットでは自由な選択肢を持った人に必ずしも安くない自分の野菜が選ばれる手応え、という別の面白みがある。」といいます。

 「農業をやっていると必ず良い時と悪い時があり、悪いときには学ぶチャンスがあり、良いときばかりを見ていれば足元をすくわれる。その浮き沈みの連続性をこなしていくこと、今日もやれた、続けられた、という時に充実感を感じますね。」という寺田さん。

 ビージャに対しては「10年単位で経営が成り立っていってくれればと思います。長くやっていく中でこの地域で得られる食材の全体像が見渡せるようになってくると思うので、今後さらに旬の野菜を生かしていって欲しいですね。」とのメッセージをいただきました。ありがとうございました、頑張ります!

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    お好みやご家族構成にあわせた野菜ボックスのほか、豆腐や乳製品も紹介しています。
    詳しくは0538-55-2005まで

*川口由一さん…不耕起栽培で知られる自然農実践者
*慣行農法…農薬・化学肥料を使用し、機械や施設の利用を前提とする現在主流の農業

Bija新聞2008年7月号より

2008年12月14日 kiyo curry |

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