ホーム > Bijaサークル , ホーム > 農家さん > Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~三方原・羽田農園さん~

Bijaがお世話になっている 有機農家さんの紹介 ~三方原・羽田農園さん~

羽田農園 静岡県浜松市北区大原町 
羽田 尚由(はだ・ひさよし)さん

hada-san.JPG  実家が花農家だった羽田さんが有機農業に興味を持ったのは大学時代。農学部の授業の中に南北問題や環境問題を取り扱う社会学の講義があり、その先生が交流を持っていた有機農家さんが作った無農薬の野菜を食べさせてもらったのがきっかけだそうです。大学4年生の時には、知人の紹介で千葉の有機農家さんのところに日帰り実習に通い、卒業後もやはり環境を傷つけない仕事がしたいと一年間住み込みで有機農業を学びました。

 その一方で南北問題にも興味をもっていた羽田さんは、ある民間団体の国際交流プログラムでタイの農村でホームステイや農作業を行うスタディーツアーに参加しました。現地の農村の家庭にひとりで泊まったり、田植えを一緒に行う中で言葉が通じなくても身振り手振りやしぐさで通じ合う気持ちや伝わる技術がある喜びを知り、さらに本格的に活動をしてみたいと青年海外協力隊に参加することを決意しました。

 インドの南西の島国スリランカに赴任した羽田さんは、障がいのある人や路上生活者を保護する施設で、施設の自給自足のための食料生産と、農作業を通じたリハビリと社会復帰支援を目的として、農業技術と農場管理の指導にあたりました。

 3年の活動後、帰国した羽田さんはさらにNGOからの派遣でソマリアに赴任し、エチオピア人の難民キャンプで母国にいつ帰れるか分からない人達に現地への定住を促進するためのプロジェクトで一年間、職業訓練としての農業技術指導にあたりました。

 一時期は国際協力の道で生きていくことも考えた羽田さん。しかし、「指導するばかりでなく自分で野菜を作りたかった、そうでなければ生きている意味がないと思った。」との強いこだわりで28歳の時、三方原の現在の土地で農業をはじめました。

 それまで人に貸していた土地は化学肥料で痩せていたので緑肥で土壌を改良しながら、使われていなかった部分の草むしりと石拾いから始まりました。千葉で学んだやり方を参考に宅配からはじめましたが、当初は値段も安く、無農薬に関心のあるお客様ばかりではありませんでした。その後、遠鉄百貨店や名古屋の会員制宅配システム「にんじんCLUB」に野菜を納めるようになって、少しずつ収入が安定してきたといいます。

 現在作っている野菜は30種類ほど。三方原はジャガイモの産地として有名ですが、周りが作っていると病気や虫などが来やすく、実は無農薬で作ろうとするとかえって難しくなるそうです。それでもジャガイモのほか、人参、里芋、大根など根菜類の味が良く、お客様に美味しいと言ってもらえた時や、身体を壊したお客様が療養ために羽田さんの人参で作ったジュースを飲んでいたり、必要とされていると思う時にやりがいを感じるといいます。

 最近では掛川で主に退職されたシニア世代を中心に新規就農を支援している「学園花の村」で講師を務めるなど活動の幅も広げている羽田さん。46歳になった今後の目標については、「体力が落ちた分を補えるアイデアを出して、効率よく良いものが作れるように、長く続けられる農業を考えたい」とのこと。
 

 もっと夢みたいな事を言えば・・・と前置きして

「また海外に行っての技術指導もやってみたいし、今うちの農園では障がいを持っている人たちに手伝ってもらっているけど、農業を離れたところでそういう方達の支援をするボランティアなどもやりたい。有機農業も大切だけど、自分にとって生活の手段でもあるから・・・自分の利潤とは関係ないところで活動する時間を持ちたいという気持ちはありますね」

と真摯な気持ちを語ってくれました。


 Bijaに対しては

「単なる飲食店ではなく環境や食の安全など社会にメッセージを発信していて良い働きをしていると思います。是非多くの人に食事してもらい、いろんな問題に興味を持ってくれる人が増えるのを期待しています。」

とのメッセージをいただきました。頑張ります!


*羽田さんの有機野菜の宅配に関するお問い合わせは053-437-9663まで。


Bija新聞2008年6月号

 

2008年12月11日 kiyo curry |

地球を救うカレー&カフェの店 Bijaのセレクト通販サイト「ビージャネット」オープン!
オーガニック&フェアトレードなカレー、チャイ、スパイス関連商品発売中